いろえんぴつ相談室
〇総合相談(基本相談)
当法人の利用の有無にかかわらず、まずはご相談ください。通所してみたい、体験利用をしてみたい、ちょっと話を聞いてみたい、計画相談支援を受けたいなど、どのようなご相談でも構いません。お気軽にご連絡ください。
〇計画相談(指定特定相談支援事業)
障害のある人がフォーマル・インフォーマルなサービスを使いながら、心地よい生活を送れるように、サービス等利用計画書の作成をお手伝いさせて頂き、日ごろのご相談を伺います。
〇心理相談
いろえんぴつ相談室での心理相談は、障害のある方の支援の見立てをするための心理相談から、相談員さんのご相談、また職員研修や地域の勉強会などの場にも講師派遣なども行ないます。
いろえんぴつは、資格取得のための実習の受け入れを応援しております。現在、お引き受けしている資格は、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師(福祉領域)、看護師(精神看護学)などです。生活介護事業所や就労継続支援B型事業、グループホーム、相談支援、地域福祉、多職種連携等の実習をされたい方、いつでもご連絡ください。
(これまで連携させて頂いていた大学・専門学校はこちらです)
*日本社会事業大学 *上智大学 *武蔵野大学 *文京学院大学
*北里大学 *専修大学 *学習院大学 *東京通信大学
*実践女子大学 *中央大学 *東京福祉大学・大学院 *日本女子大学大学院
*横浜実践看護専門学校 *NHK学園通信課程 *東京豊島IT医療福祉専門学校
*東京未来大学福祉保育専門学校 *東京福祉専門学校 *大原医療秘書福祉保育専門学校
*藤仁館高崎医療福祉カレッジ
<参考実習例>
*社会福祉士、精神保健福祉士実習
日数によって増減しますが、現場実習を一通り終えられたあとに、多職種連携、医療知識の確認、てんかん、地域診断等の確認をします。個別支援計画書の模擬作成を行ない、指導致します。さらに個々の実習目標を何度も確認をし、着実に目標が達成できるようにサポートさせて頂きます。新カリキュラムに対応した実習ができるよう、180時間実習+60時間実習を別事業で行なえるよう調整しています。
*看護師実習
特に精神看護学の地域領域の実習を担います。精神科に通院する方々は病院やクリニックだけがすべての居場所ではなく、当然ですが多くは入院ではなければ在宅生活を送ります。また在宅生活においてはどこかの施設に通所することも自然と考えられるため、ひとりの生活者であるという視点を着実に身に着けて頂き、看護学の領域別のひとつとして学んで頂ければと思っています。
*公認心理師実習
学部生、大学院生ともに実習を受けています。どのようなスタイルで行なうかは、大学によって異なりますので、実習担当の先生方とお打合せさせて頂き、決定しています。日程が重ならない限り、通年、受け付けております。一例ですが、公認心理師は、医療、教育、福祉、産業、司法・矯正などの見学、体験実習をする必要があるため、福祉だけに時間がさけない状況です。そのためガイダンス半日、見学・体験実習1日という組み合わせや、任意の3日、4日の体験実習というスケジュールが多い印象です。
心理福祉セミナー |
当法人の独自事業として、心理福祉セミナーを開いています。活動に賛同してくださる心理・福祉分野における様々な専門家を講師に招き、心理・福祉に関する理解を深めるための啓発活動です。過去に開催した心理福祉セミナーの一覧です。 ここでは、テーマと講師の方々を紹介しています。
第39回 『睡眠を介したメンタルヘルスの問題 -睡眠日誌の活用-』
(高橋 敏治氏(法政大学教授 精神科医)
第38回 『医療的ケア入門』
第一部 福祉施設で行われる一般的な医療的ケア(木村暢男氏(日本福祉大学看護学部准教授)
第二部 重度の障害のある人の医療的ケア(三田裕子氏(横浜医療福祉センター港南 医療福祉相談室 看護師)
第三部 医療的ケアを必要とする人の地域生活(大矢裕子氏(横浜医療福祉センター港南 医療福祉相談室 相談員)
第37回 『人と向き合う姿勢を考える~いま話題のアドラー心理学に学ぶ』
(箕口雅博氏(日本コミュニティ心理学会理事・立教大学名誉教授)
第36回 『高齢疑似体験とともに学ぶ高齢者・障害者の支援』
(田中多賀子氏(白鳳短期大学准教授 言語聴覚士・社会福祉士)
第35回 『支援者のための精神医学入門』~精神科との上手な付き合い方
(高橋 敏治氏(法政大学教授 精神科医)
第34回 『発達障害とともに~医療からみた生活支援のヒント』
(高木 一江氏(横浜市中部地域療育センター所長 小児精神神経科専門医)
第33回 『障害者支援と家族支援』~‘助けられ上手’になるために
(吉川かおり氏(明星大学人文学部教授)
第32回 『発達障害の心理的ケア入門』
(松田 裕之 氏(社会福祉法人青い鳥小児療育相談センター臨床心理士)
第31回 『てんかん入門』~基礎知識から最新医療まで~
(栗原まな氏(神奈川県総合リハビリテーションセンター小児科部長・東京慈恵会医科大学小児科准教授)
第30回 『福祉現場ではたらく人のメンタルヘルス』
(藤瀬博子氏(社会福祉法人同愛会てらん広場相談室・臨床心理士)
第29回 『障害のある人が年をとるということ』
(緑川 晶氏(中央大学文学部教授・臨床心理士)
第28回 『おとなの発達障害』
(島袋裕子氏(尚美学園大学・学生相談カウンセラー)
第27回 『支援の場における「聴く力」』
(能智正博氏(東京大学大学院教育学研究科教授)
第26回 『境界パーソナリティ障害の理解と支援』
(小野和哉氏(東京慈恵会医科大学精神医学講座 医師)
第25回 『支援する人を支援する』~燃え尽き予防にどう取り組むか~
(箕口雅博 氏(立教大学現代心理学部教授・臨床心理士)
第24回 『うつの人への復職支援』~厚生労働省の「復職の手引き」に基づいて~
(榊原佐和子氏(お茶の水女子大学ハラスメント等人権侵害相談室相談員・臨床心理士・精神保健福祉士)
第23回 『知的障害とことばのリハビリテーション』
~障害者施設の利用者(発声・発音)と職員(ナイスエイジング)のための健口体操~
(田中多賀子氏(白鳳女子短期大学准教授 言語聴覚士 社会福祉士)
第22回 『日常生活に生かす心と体のセルフケア』~自律訓練法・アロマテラピーなど~
(間島富久子 氏(独立行政法人 国立国際医療研究センター国府台病院 臨床心理士)
第21回 『心を支えるコミュニケーション』
(浅井健史氏(立教大学、明治大学非常勤講師・臨床心理士)
第20回 『職場のメンタルヘルス基礎講座』~ハッピーに働くために~
(榊原佐和子 氏(慶応義塾大学病院精神・神経科心理士/臨床心理士・精神保健福祉士)
第19回 『障がい児・者のきょうだい支援』
(藤井和枝氏(浦和大学教授 臨床心理士 臨床発達心理士)
第18回 『心を支えるコミュニケーション』
(浅井健史氏(立教大学非常勤講師・臨床心理士)
第17回 『睡眠とメンタルヘルス』
(高橋敏治 氏(法政大学文学部心理学科)
第16回 『きっかけづくりのコミュニケーション』
Aコース:ことばの発達の遅れと社会性の獲得
(田中多賀子(小松短期大学専任教員、言語聴覚士、社会福祉士)
Bコース:高機能自閉症・アスペルガーのお子さんの理解と支援
(幸田 栄氏(横浜市東部地域療育センター通園部園長)
第15回 『発達障害と問題行動』
Aコース:私にできることってなに?~医療の立場から
(原 仁 氏(横浜市中部地域療育センター所長・小児科医・日本発達障害学会会長)
Bコース:私にできることってなに?~心理学の立場から
(大石幸二氏(立教大学現代心理学部准教授)
第14回 Aコース:『こころのことばを聴く』
(能智正博 氏(東京大学大学院教育学研究科准教授)
Bコース:『うつ病の早期発見と治療のポイント』
(山崎正徳 氏(株式会社ジャパンEAPシステムズ 精神保健福祉士)
第13回 Aコース:『高次脳機能障害といわれたら・・・』
(坂本久恵氏(神奈川リハビリテーション病院 臨床心理士)
(吉岡 文氏(横浜市脳血管医療センター 臨床心理士)
Bコース:『発達障害と非行2008~学童期から思春期・青年期を中心に~』
(田口みのり(東京少年鑑別所 法務技官)
(小坂育人氏(神奈川医療少年院 法務教官)
第12回 Aコース:『発達障害の医療現場から~発達障害、知的障害の精神医学~』
(野崎秀次 氏(十愛病院院長 精神科医)
Bコース:『障害者自立支援法をとにかくわかりやすく学ぶ』
(石渡和実 氏(東洋英和女学院大学教授)
第11回 Aコース:『いじめの心理福祉学~生涯発達的視点から~』
(榎本光邦氏(東京都足立区教育相談室教育相談員 臨床心理士)
(浅井健史氏(立教大学非常勤講師 臨床心理士)
Bコース:『体験しながら学ぶ自己理解・他者理解』
(渡辺昭彦氏(武蔵工業大学非常勤講師 神之木クリニック心理相談室長)
第10回 Aコース:『みんなちがって、みんないっしょ』
(田口みのり氏(少年鑑別所法務技官 臨床心理士)
(斉藤盛仁氏(社会福祉法人かながわ共同会 愛名やまゆり園 心理担当)
Bコース:『高次脳機能障害とは~失語症、記憶障害とうまくつきあうために~』
(吉岡 文氏(横浜市脳血管医療センター 臨床心理士)
(坂本久恵氏(神奈川リハビリテーション病院 臨床心理士)
第9回 Aコース:『よくわかるうつ病、ストレスへの対応』
(高橋敏治氏(法政大学教授、精神科医)
(浅井健史氏(立教大学非常勤講師、臨床心理士)
Bコース:『福祉カウンセリングの理論と実習』
(箕口雅博氏(立教大学教授、臨床心理士)
(能智正博氏(東京大学教授、臨床心理士)
第8回 Aコース:『心理福祉学の実践』
(箕口雅博氏(立教大学教授)
Bコース:『誰でもわかる心理福祉入門~難しい用語を整理しよう~』
(井上健朗氏(ソーシャルワーカー)
(田中貴晃氏(臨床心理士)
第7回 基礎コース:『障害ってなに?障害学入門』
(河野暢明氏(NPO法人いろえんぴつコミュニティズ副理事長)
(木村暢男氏(ケアマネージャー、看護師)
(田中多賀子氏(社会福祉士、言語聴覚士)
(吉岡 文氏(横浜市脳血管医療センター臨床心理士)
専門コース:『発達障害と向き合うために知っておくこと』
(原 仁 氏(横浜市中部地域療育センター長 小児科医)
(小坂育人氏(神奈川医療少年院法務教官)
第6回 基礎コース:『福祉・教育とカウンセリング』 (2005年6月12日・日曜日)
(井上健朗氏(ソーシャルワーカー)
(藤後悦子氏(東京都スクールカウンセラー)
専門コース:『こころの病気を理解する』 (2005年6月18日・土曜日)
(守屋直樹氏(昭和大学藤が丘病院精神神経科助教授)
(中野るみ子氏(地域生活支援センターなびぃ精神保健福祉士)
第5回 基礎コース:『体験しながら学ぶ障碍理解』
専門コース:『家族のことば』~障害者とその家族を支える~
第4回 『地域で暮らすための心理とケア』
『将来につなげる人間関係スキルを身につける』・・・・中学・高校生コース
第3回 基礎コース:『障害とは何か~障害学入門~』
専門コース:『福祉援助職のメンタルヘルス』
『自分を知る、他人を知る』・・・・中学・高校生コース
第2回 臨床心理学コース『教育心理学、コミュニティ心理学、人格心理学』:臨床心理学をはじめて学ぶ方から、臨床心理系の大学院へ進学をしようと考えている学部学生の方のため設けられたコースです。
社会福祉学コース『障害者福祉論、メンタルヘルス論、リハビリテーション論』: 社会福祉施設の職員や社会福祉学に関心のある方が、理論を学ぶ場として設けられたコースです。
第1回 臨床心理学コース『教育心理学、コミュニティ心理学、人格心理学』:臨床心理学をはじめて学ぶ方から、臨床心理系の大学院へ進学をしようと考えている学部学生の方のため設けられたコースです。
社会福祉学コース『障害者福祉論、メンタルヘルス論、リハビリテーション論』: 社会福祉施設の職員や社会福祉学に関心のある方が、理論を学ぶ場として設けられたコースです。
~~~~~過去、10年ほどにわたって取り組んだいろえんぴつの歴史です~~~~~
夏の職業体験 |
16歳以上(高校1年生以上)の障害のある方を対象に、いろえんぴつ、いろえんぴつ大倉山、いろえんぴつ大倉山駅前の仕事を体験していただきます。仕事を体験する事で、将来の目標を見出し働く事への意欲や自信をつける機会にします。楽しい仲間が優しくサポートしますので、初めての方でも安心です。
体験談 : お母さんからのお手紙
8月1日・2日と2日間 職業体験をさせていただきありがとうございました。来年の現場実習に備えて今年の夏休みは何ヶ所か作業所等を見学する予定ですが、本人が実習体験をさせて頂けたのは貴作業所だけですので、貴重な体験になりました。2日間という短い期間ではありましたが、思った以上にすんなり入っていけたように思います。家での様子も普段と全く変わりありませんでした。1日目よりは2日目の方がより作業所に向かう足取りも軽やかでした。まだまだ課題は沢山ありますが、将来に向けてのステップになりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<相談員紹介>
相談員:河野 暢明(かわの のぶあき)
兼 務:非常勤教員・講師
北里大学医療衛生学部、洗足こども短期大学、近畿大学九州短期大学、日本ヒューマンセレモニー専門学校、町田福祉保育専門学校、湘南看護専門学校、聖ヶ丘保育専門学校
資 格:臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、主任相談支援専門員、福祉心理士、社会福祉士・精神保健福祉士実習指導者、社会福祉士・精神保健福祉士実習演習担当教員講習会修了
専 門:グリーフサポート、てんかん、障害者心理学、障害者福祉
著 書:「てんかん」のすべてがわかる本(法研)
新・てんかんと私 ひびけ・とどけ・34人の声(萌文社)
心理福祉学の実践、心理福祉学の実践2(NPO法人いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ)
横浜市委託事業の相談員を約10年経験し、現在に至る。障害のある当事者からのご相談、相談員さんからのご相談、また地域自立支援協議会での研修講師や相談支援部会での活動にも参加し、福祉相談、心理相談に長く携わる。短期大学、専門学校の非常勤講師を19年以上歴任し、3000人前後の卒業生を送り出している。公益社団法人日本てんかん協会情報誌「波」の編集委員も約15年ほど務める(~2019.5)。独立行政法人国立病院機構静岡てんかん神経・医療センターにおいて、学部生時代より調査や研修を積み、医師のためのてんかん研修会では心理職ではあるが10年近く指導を受ける。当法人では自主運営をしていた時代から携わり、社会福祉士実習指導、精神保健福祉士実習指導、臨床心理士スーパービジョンなども行なっている。地域作業所、グループホームの勤務を経験しながら、事業所の運営・法人の運営等の組織のありかたについても業務にあたっている。最近ではグリーフケアのあり方にも関心があり、特に日本のデス・エデュケーションについて、ホスピスケア期から死別後の悲嘆ケアにおいてまで広く関心を向けている。最近のテーマは「生涯発達における日本のグリーフサポートのあり方」。
相談員:黒田 朱加(くろだ あやか)
資 格:相談支援専門員、サービス管理責任者
専 門:障害者福祉一般、心理学
いろえんぴつ大倉山駅前所長、いろえんぴつ大倉山管理者、いろえんぴつ管理者兼サービス管理責任者を経て、いろえんぴつ相談室相談支援専門員として現場経験を積む。相談員としての経験は浅いながらも、相談補助としての業務を通じ、各メンバーの支援について主観だけではなく多面的に考えられる工夫を常に心がけている。
相談員:岩堀敦(いわほりあつし)
資 格:社会福祉士、税理士
専 門:障害者福祉、税務、財産管理
いろえんぴつでの社会福祉士実習を経て相談員として福祉経験を積む。同時にその知見を活かし成年後見活動も行っている。障害児の父として、家族の視点を取り入れた支援を心がけている。
相談員:近藤由香理(こんどうゆかり)
資 格:幼稚園教諭一種、特別支援学校教諭、社会福祉主事任用資格、保育士
専 門:障害児教育
重症心身障害児・者施設、知的障害者生活介護施設での勤務を経て、相談補助としていろえんぴつ相談室での業務にあたっています。私自身障害のある家族がいることもあり、メンバーさんやご家族の気持ちに寄り添いながら相談対応が出来るように心がけていきます。